お知らせ

【イベント】1月20日 第2回 産地を読み解く勉強会〜西陣織工房見学編

 

リユース着物目利き講座presents 産地を読み解く勉強会「西陣織工房見学編」

リユース着物目利き講座の講師と産地を巡る見学&勉強会。
カジュアルからフォーマルまで、着物ファン信頼の巨大産地 西陣の歴史と最先端の製造現場でその技術を学ぶ会です。

11月に第1回目を開催し好評で終えることができました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。キャンセル待ちもたくさんいただきましたので早速第2回目を企画することにしました。

講師の原清華先生からのお知らせがあります。
ご参加希望の方は、必ず最後までお読みください。

ごあいさつ

産地見学会開催にあたって

みなさまこんにちは。
リユース着物目利き講座 講師の原 清華です。

リユース着物目利き講座の着物編・帯編を受講いただいた皆さまからの熱いリクエストにお応えして、ついに「産地見学&勉強会」を開催する運びとなりました。

目利き講座の様子

 

あらゆるニーズに応える織物の宝庫西陣

さて今回皆さまをお連れする先は、京都西陣

その起源は平安京の時代までさかのぼると言われ、日本の数ある織物産地の中でも生産量の多さと歴史の深さゆえに、作っている着物や帯のバリエーションが非常に豊かなワンアンドオンリーの産地です。

カジュアルからフォーマルまで幅広く、またお値段も驚くような高級品から驚くようなお値打ち優良品まで、とにかく振れ幅が広い。
西陣織がフォーマルの袋帯のイメージだった方はまずここで目からウロコ、となるでしょう。

様々な西陣織

 

アクセス良好な街中の産地

西陣エリアはアクセスの良さも魅力。
地下鉄やJRなどの最寄り駅はございませんが、京都駅など主要の駅からバスやタクシーで容易にお越しいただくことが出来ます。

通りを歩けば、織元と呼ばれるメーカーはもちろん、糸屋さん、染屋さん、整経屋さんといった看板が立ち並び、西陣織を支える分業制が街の隅々まで浸透していることを感じていただけるでしょう。

西陣の街並み

 

平日の産地のリアルを知る

しかし一歩その製造の現場に入ると、このほのぼのとした街の雰囲気とは裏腹に、超絶テクニックときめ細やかな職人技が繰り広げられているというストイックな世界を知ることが出来ます。

今回はこの西陣の街の平常運転が楽しめる平日に、街のゆったりした雰囲気とともに実際の機屋さんの製造現場、そして西陣織の歴史や裏のエピソードまで、西陣織元勤務経験のある講師がご案内いたします。

産地の人たちの日々の暮らし、実際の生産現場のリズム、伝統と技術の継承の様子、そして魅力ある着物や帯の数々を目で耳で肌で感じて欲しいと思います。

美しい絹糸

 

怖くない産地見学会をお約束します

昔々に呉服屋さん主催の産地見学会などに参加したことがある方からは、現地で購入を強く勧められて怖かったなど、少なからず心配されるお声を聞くこともございます。

昔はそういうこと結構ありましたよね…。

今回開催にあたって、訪問する企業様から無理なオススメをされることはありませんでご安心ください。純粋に、まずは西陣織の魅力を知っていただきたいというのが主催側および受け入れてくださる企業様の願いです。
ですので、皆さまの前には高級懐石ランチも音楽演奏も舞妓さんも出てきません(笑)

午前中は西陣の街を歩きながら、織の工房を見学します。
実際の製造現場を見ることで、西陣織への理解がさらに深まることとなるでしょう。
お昼は、産地問屋さんの社屋の一室を借りて、西陣OL達に愛される地元ローカルのお店にオーダーしたお弁当をカジュアルにいただきます。

午後はリユース着物目利き講座の講師による西陣織の講座と老舗産地問屋の若社長による西陣の優良商品の紹介タイム。
呉服屋さんでもこの品数はなかなか見ることが出来ませんし、リユースには絶対出てこない最新のトレンドも押さえることができます。

もちろん欲しいと感じたものがあれば購入することができます。お値段は先ほど冒頭でお伝えしました通り、西陣織には超お高級なものもプチプラ優秀品も幅広くございます。
「何かいいものがあったら欲しいな」とほんのり期待して来ていただくのはもちろん、絶対買わないぞ!と心を鬼にして来ていただいてもOKです(笑)

皆さんからよくご質問のある「上質で結びやすい帯」、「紋紗のコートや着物」、「西陣御召」に出会うことができますので、気になる方は、当日講師にご相談ください。

今までリユース着物目利き講座で、主催はこにわ&講師である私のことを知っていただいている方々には無用の説明かもしれませんが、どうぞ自由な気持ちで安心して参加してくださいね。

産地問屋イメージ

 

前回の様子

西陣織会館
西陣織会館
まいづる様
まいづる様
まいづる様
都様
都様
都様
都様
産地問屋社屋にて
産地問屋社屋にて
産地問屋社屋にて

参加者様のご感想

京都市に住んでいながら、西陣ってどの辺り?という所からの参加だったので、とても分かりやすいツアーでした。仕事中の工房や問屋さんにお邪魔して、敷居が高いと思っていた歴史ある西陣織が、気さくな職人さんや問屋さんとは何の役割という所を知る事ができて、一歩近寄った感じがして嬉しかったです。
西陣織会館見学から始まり、実際の作業場見学、座学、そして実際の商品触り放題まで充実の内容でした。帰りは同路線の参加者の方とのお話しがはずみ、大満足の一日となりました。
チケット争奪戦を勝ち抜いた価値がありました。また、楽しい企画をお待ちしております。
今日は本当に楽しくあっという間の1日でした。なによりも工房見学,あの細かい模様を作っていく職人さんの凄さ。(でも職人さんという感じではなくお若いお嬢さんや近所のおばあちゃん的な感じの人がされてる意外な感じも)

世に出ているたくさんの帯もあのように作られているのかと思うと感慨深いし,事前に教えていただいた動画で,まずあの織る前の糸にする段階までに,ものすごくたくさんの工程があるということも勉強になりました。職人さん不足や着物離れなど大変なこともたくさんあるだろうけど,貴重な日本の技術,応援したくなりました。

そして最後問屋さんに入れていただき,たくさんのものを見せてもらい触らせてもらって,お腹いっぱい大満足でした。いつもの着物講座も面白いですが,今回はたくさんの会社さんの協力があって,準備していただいた上での貴重な体験,感謝でいっぱいです。はこにわの先生方ありがとうございました。

産地を読み解く勉強会 西陣織工房見学会楽しかったです。
空引き機は圧巻でその仕組みを考えつくられた方はどなただったんだろうと感心し思いを馳せました。
まいづるさんや都さんの織元さんでの織機の音は昔はあちこちで聞こえたのかなと思うとその時の活気を感じます。

長谷川さんまでの道のりも分業制がわかる。ここには糸やさん、染めやさんがあってと西陣織に関わりのあるお仕事をされているところを教えて頂いて実感できました。
長谷川さんではそら豆さんのお昼もとっても美味しかったです。

もちろん先生と長谷川の社長さんのお話も実際の帯、着物も触らせてもらって感激でした。
でもやっぱり上の階に上がってのいろいろな商品を見せて頂いてテンションが上がり、眼福でした。
まだまだ縦糸、横糸、難しいですが知りたい気持ちをいっぱい刺激してもらいました。

先生にもはこにわさんにも、まいづるさん都さん長谷川さん、そこそこでお迎えして頂いた皆様に感謝です。是非次もこの機会があって他の方にも参加できることを祈っています。

 

さいごに

私が着物仕事のキャリアをスタートさせた街がこの西陣です。

先にも申し上げましたとおり、西陣はバリエーション豊かな商品を生み出す巨大産地。この多様性のなかに着物初心者が放り込まれる経験ほど勉強になることはないでしょう。

右も左もわからない時代に西陣に出会えて本当によかったといつも思います。着物に詳しくなりたい、もっと身近に着物を感じたい、そんな方は是非このツアーにご参加ください。

 

募集対象

  • 着物が好きな方
  • 着物を着て楽しんでおられる方
  • 着物の基礎知識がある程度ある方(袋帯と名古屋帯の違いなど、基本的なことで大丈夫です)

男女問いませんが、ご紹介するお品物は女性アイテムが中心となります。すでにリユース着物目利き講座の着物編・帯編の両方またはどちらかを既に受講いただいている方は、より勉強会での理解が深まります。

今回は純粋に着物を楽しんでおられる一般のユーザー様に西陣をご案内するツアーです。着物業者様、着付け講師の方のご参加はご遠慮いただいております。

講師の先生方向けのツアーはご希望に応じて別途企画いたします。お気軽にお問い合わせください。

主催

帯みのり

むすび、むすぶ、つたえたい。
伝統に感性を重ねた西陣織の表情

京都・西陣で、
私たちは産地に根差した帯問屋として、ながく営んできました。
しかし先人の知恵により受け継がれてきた織技術の中には
昨今の和装離れにより継承が困難となっているものもあります。

私たちは「キモノを装うことは今や〝おしゃれ〟」と考え、
伝統に現代の感性を重ねることで生まれる新たな西陣織の表情をもっと広く伝えたい、
帯を「むすび」、皆さまが良いご縁を「むすぶ」こと、
キモノライフや人生をより豊かにしていただくお手伝いをしたい。そんな想いで帯専門のECサイト【西陣 帯みのり】をはじめました。

帯は〝後ろ姿の顔〟とも言われるように着物姿の重要な存在です。着姿は後ろ姿の「帯」によって決まるといっても過言ではありません。
ですから「帯」にはこだわって欲しい…

作り手との対話を重ね、西陣の技を活かしながら表現した帯や【西陣 帯みのり】のフィルターを通して西陣の織元から選りすぐった帯の数々が、少しでもキモノをおしゃれに愉しむ一助になればという想いで活動しています。

帯みのり社屋

 

社屋イメージ
社屋イメージ

 

会場イメージ

 

商品イメージ

 

商品イメージ

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原 清華

原 清華(はらさやか)
京都の着付け教室 きものシャン
着付け講師 着付師 きものアドバイザー

きもの歴25年。西陣織織元での商品企画、営業業務をはじめ、販売やイベント企画などに携わる。
2016年に京都の着付け教室 きものシャンを開校。 時代考証を含めたスタイリングを得意とした広告スタイリング、百貨店でのトークショーやきもの販売員向けの講座も行う。
はこにわとの出会いをきっかけに、以前から構想を練っていたリユース着物目利き講座をスタート。より幅広いきものユーザーのニーズに迫ったきものの楽しみ方を提案しています。

・はこにわ~和と人を結ぶ箱庭イベント〜 スタッフ
・JICA集団研修「博物館学」コース (きものに関する講師)
・着付け師、スタイリスト

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はこにわ

「はこにわ~和と人を結ぶ箱庭イベント~」とは人とのつながりを大切に、着物の楽しみ方、和のある生活をガイドします。

2015年に加藤栄里と大塚麻衣子の二人で活動をスタート。
和のイベントはこにわの企画、リユース着物目利き講座運営、フリーペーパー発行、100人着物の企画など、着物と皆様が近くなる情報を企画・発信しています。

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プロフィールはこにわとは はこにわ~和と人を結ぶ箱庭イベント~とは 人とのつながりを大切に、着物の楽しみ方、和のある生活をガイドします。 ...

 

イベント詳細

募集概要

リユース着物目利き講座の講師と産地を巡る見学&勉強会。
カジュアルからフォーマルまで、着物ファン信頼の巨大産地 西陣の歴史と最先端の製造現場でその技術を学びます。

イベント名

はこにわリユース着物目利き講座presents
産地を読み解く勉強会 西陣織工房見学編

開催日

2023年1月20日(金)
10:00〜16:00(うち1時間お昼休憩)

講師

原 清華(京都の着付け教室 きものシャン

参加費

お一人 8,000円(税込) 昼食代(お弁当)込

※苦手な食材やアレルギーについてはお申し込み時の備考欄にてお知らせください

お支払いについて

ゆうちょ事前振り込み

お申し込み後、メールにて振込先をご案内いたします。
1週間以内にお振込みをお願いします。
お振込みをもってお申込み完了となります。 振込先、入金期限を必ずご確認ください。

定員

12名 先着順

会場

集合場所 西陣織会館

京都市上京区堀川通今出川南入西側
アクセス

・市バス
最寄バス停「堀川今出川」下車 徒歩1~2分
京都駅より=9番 約30分 ・ 101番 約20分
四条河原町・四条烏丸より=12番 約20分
四条大宮より=201番 約15分
三条京阪より=12番・59番 約25分
京阪出町柳より=201番・203番 約15分

・タクシー
京都駅より約20分

・地下鉄
烏丸線「今出川」駅下車 徒歩約10分

解散場所 帯みのり

京都市上京区元誓願寺通智恵光院西入元中之町515

お持ち物

  • 筆記用具(鉛筆またはシャープペン ボールペンは不可)
  • スマホ、カメラ付き携帯電話、タブレットで写真撮影可能。

録音、動画撮影は禁止します

服装

お洋服でもお着物でもお気軽にご参加ください。
機織りの工場など汚れやすい場所に入ることもございますので、お召しになるものには十分にご注意ください。汚損の場合、主催者は一切責任を負いませんのであらかじめご了承ください。

 

お申し込み方法

 

募集は終了しました

満席の場合はキャンセル待ちを受け付けます

キャンセル待ち受付フォーム

お申し込み締め切り

1月12日(金)23:59

お弁当の手配があるため、イベント1週間前までの締め切りとさせていただきます

注意事項

  • マスクを必ずご着用ください。
  • 体調にご不安がある方、当日の体温が37.5度以上の方のご参加はお控えください。
  • 社会情勢によりイベントは中止・延期になる可能性もございます。主催者からの案内を必ずご確認ください。
  • 記録のために写真や動画を撮影することがあります。集合写真も撮影しますので、顔出しNGの方は事前にお知らせください。当日の申告でも大丈夫です。
  • 着物業者様および着付け講師先生方におきましては、講座への参加をご遠慮いただいております。

キャンセルについて

  • 1週間前(1月13日23:59)までのキャンセルの場合は全額返金いたします(振り込み手数料差し引き)
  • 1月14日以降のキャンセルはキャンセル料を100%頂戴いたします。
  • ご自身のスケジュールをご確認の上お申し込みください。
  • キャンセルは必ずご連絡ください。無断キャンセルはご遠慮願います。

主催

  • 帯みのり
  • 京都の着付け教室 きものシャン
  • 和と人を結ぶイベント はこにわ

お問い合わせ

全てのお問い合わせははこにわ事務局へお願いします。
お問い合わせフォーム

当日のスケジュール

2023年1月20日(金)10:00〜16:00

タイムテーブル
10:00 集合
10:00〜10:30 西陣織会館クイックツアー・移動
10:40〜12:00 洛陽織物着 機場見学・商品説明
12:00〜12:45 休憩(産地問屋社屋にてお弁当)
13:50〜14:00 産地問屋で学ぶ西陣史&西陣織のバリエーション講座
14:00〜16:00 触れて楽しむ西陣織タイム
16:00 終了(最寄り駅までタクシーの手配などご案内いたします)

西陣織会館→帯みのり 徒歩移動
帯みのり←→工房 車移動

洛陽織物について

天保初年(1840)創始
初代(滋賀萬助)が近江国滋賀群より入洛、西陣にて織司「井筒屋」を興す。

明治31年(1831)創業
3代目滋賀辰之助が「滋賀辰機業店」を社業創業。明治・大正期の西陣随一の作り手として数々の全国博覧店で表彰される。

昭和24年(1949)法人改組
戦時操業を経て「洛陽織物株式会社」に法人改組。4代目滋賀辰雄は西陣織工業組合理事長を28年間務めるなど、西陣はもちろん日本の伝統産業界の発展に尽力する。

平成13年 京の老舗に認定
京都において百年以上にわたり、伝統を守り技と商法を継承した老舗に対して他の企業の模範となる企業として『京の老舗』に認定される

現在6代目 滋賀浩晃が当主

社屋建物は慶応3年(1867)創築、本格京町家で京都市の「歴史的意匠建造物」に指定を受ける。商家では珍しい水琴窟、縁起の良い「三鈷の松」が中庭に有る

古き良き佇まいと職人文化を伝える京町家の工房(自家工場も今では機屋の中では少ない)から京の名工伝統工芸士による
・手織り(佐賀錦、手紬真綿本焼き引き箔)
・夏帯(もじり織、ぬれぬき)
・唐織つづれ
・お召

など、長い歴史に培われた確かな匠の技から生まれる多彩さは西陣織元の中でも屈指の存在。格調高い礼装帯は有名ですが、同時にシックでハイセンスなおしゃれ帯も人気です。
さまざまな本物が生み出されており独自の高品質なモノづくりには高い定評があります。

洛陽織物
洛陽織物
洛陽織物
洛陽織物
洛陽織物
洛陽織物

お申し込み方法

専用のフォームからお願いします。

お申し込み後、メールにて振込先をご案内いたします。
1週間以内にお振込みをお願いします。
お振込みをもってお申込み完了となります。 振込先、入金期限を必ずご確認ください。

受講までの流れ

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受付完了

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当日の見学がより楽しめるように、事前に資料や動画のリンクをお送りします。
各自お時間のある時に予習をお願いします

当日

メールが届かない場合は迷惑メールに振り分けられているか、なんらかのエラーでメールが送れていない可能性があります。お手数ですが再度お申し込みいただくか、はこにわ事務局までご連絡ください。

満席の場合はキャンセル待ちを受け付けます。空き次第、順次ご案内となります。

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